土偶の可能性                山田スイッチ

 

 土偶のゆるキャラを始めて既に3年が経とうとしているのですが。始めた途端に土偶のゆるキャラ総選挙……「どぐキャラ総選挙」にエントリーされ、セーラー服を着た土偶のドグ子という設定で3年連続3位に入賞したのでした。

 この総選挙を通して感じたのが、各団体の熱烈な土偶愛。青森県八戸市の是川縄文館のゆるキャラ「いのるん」は、なんと2年連続で優勝を飾った伝説のどぐキャラなのです。

 3年目は殿堂入りしたいのるんに代わって、なんと南アルプス市の「子宝の女神・ラヴィ」が参加34体の中から堂々の1位に!

 このどぐキャラ総選挙を運営しているのは、「土偶の日運営委員会」の皆さんです。土偶の日運営委員会にはたくさんの土偶作家さんがいて、土で土偶を作ったり、木彫で土偶を作ったり、土偶や土器をテーマにお菓子を作ったりされています。

 その表現レベルの高さに驚いた私は「よく、ここまでレベルの高い人達が集まりましたね!」と代表の小林千幌さんに言うと、「集めたんです!」とおっしゃいました。「あ、集めるのけっこう大変だったんですね……」

 そんな小林さんの作る土偶は、表情がとてもピュアで、まるで岡本太郎の「太陽の塔」のような美しさのある土偶なのです。

 現代作家でここまで、土偶の美しさを表現できる人たちがいただなんて……と、普段、縄文館で土偶ばかりみている私は、新しい土偶の可能性におののいたのでした。

(青森県平川市・コラムニスト)

 

 

 

 

【山霧の神】

製作:小林千幌

(どぐぽたdogupota.net代表)