私がめざす縄文的な生活                おかむらみちお


 私の名刺の肩書きは、「杉並の縄文人」、パソコンのメールアドレスは、suginami
jomonjin@です。小学校三年生からずっと縄文が好きで、三十年近く研究してきましたが、縄文人に近づきたいと思うようになって二十年くらいがたちました。
 まず縄文人の食べたものは、できるだけたくさんの種類を賞味したいと思っています。昨年から今年にかけての成果は、ウバユリの球根、干したスベリヒユ、アマドコロの若芽茎、スッポンのフルコースなどです。できるだけ素材の味がわかるように生や茹でて食べます。日ごろも素材の形が分からない物、調味料・保存料・着色料・添加物が多く入った物は食べないようにしています。もちろん縄文食ですから国産品、できれば地産地消です。
 自家製のたくわん、梅干し・梅酒など、干し柿、野山の果実の酒を家内と一緒に作り、家内はおもにベランダで薬を使わない野菜作りをしています。大根も梅も柿も、弥生・古代に輸入されたものですけれど……。玄関先に鳥が落とした山椒の実が大きく育ち、若芽で山椒味噌を作って冷や奴に乗せて食べます。猫の額の庭に武蔵野の昔から生えていたヤマノイモのむかご、移植したノビル、ミヨウガ、シソも大事な旬の食材です。
 建築史学の藤森照信さんは、東京に土と石と木でタンポポハウスと呼ぶ自宅を作って住んでいますが、私も自然素材を使った日本の風土に合った「夏涼しく冬暖かい」土屋根の竪穴建物に住むのが夢です。近くに自然に親しめる里山などがあれば、なお良いですね。
(杉並の縄文人)

 ↑ 私が食べたスッポンの骨格標本、ノビル、サンショウの芽