縄文人って肉食中心?     田邊慎一郎

 僕が子供の頃、朝ご飯を食べながら見ていた「はじめ人間ギャートルズ」というアニメをみなさんはご存知でしょうか?原作は、ゴン(原始人の子供)やドテチン(類人猿)など架空の原始人家族が繰り広げる、大らかかつ突飛な日常を描いたギャグ漫画です。なかでも、父ちゃんがマンモス狩りをしてGETする骨付きの肉が、大変に美味しそうで、朝、納豆を食べている僕にはとても魅力的に見えました(笑)。でも、本来の縄文の食生活とはどのようなものだったのでしょう?そのような肉食メインの食生活だったのでしょうか?いえ、本当は違うようです。当時のゴミ捨て場などから推察するところ、縄文人の大部分は木の実などの植物中心の食生活をしていたようです。三内丸山遺跡からは、これまでに、たくさんの栗やドングリ、クルミが出土しています。(最近では、三内丸山遺跡の栗の場合は、見事な程にDNAパターンが揃っていることがわかってきたようです。これは意図的に選抜して植林したためとしか思えないとのこと。そうなると栗を育てるという高度なノウハウが、4000年以上も前からあったと推測できますね。)また、集落の外側には食糧を保存する貯蔵穴とみられる穴も多数発見されています。冬に備えて乾燥させた食糧(マメや陸稲もある)をキープしていたのでしょうね。縄文人って結構ヘルシー志向。マドンナやトム・クルーズが好きそうな食生活です(笑)
 ちなみに。当店では「栗、クルミ、長芋」を麺に混ぜ込んだ『縄文うどん』を提供しています。青森シャモロックから丁寧にとったスープとの相性も最高です。縄文時代へ想いを馳せながら、一度食べてみませんか?「はじめ人間ごんごんごーん♪」
(レストラン テラ オーナーシェフ)


▲縄文人のルーツといわれる、東南アジアの方々と私(真ん中)