7万年前までの環境がわかる年縞を展示!!

環境考古学のはじまり~若狭三方縄文博物館~

波の静かな深い湖が幸いし、過去7万年までの環境がわかる「年縞」を展示している博物館がある。環境考古学のはじまりといわれている鳥浜貝塚からの出土品などを展示している若狭三方縄文博物館だ。

年縞とは長い年月をかけて湖沼などに堆積した土などの層が描くしま模様の湖底堆積物。年縞の中の含有物を分析することで、気候変動や環境変動などがわかるといわれている。

↑この白、黒1組のしま模様が一年を表す。春から夏はプランクトンの死骸などが堆積することで白い層が、秋から冬には湖水中の鉄分、黄砂などが堆積して黒い層が湖底に積み上がる。

←顕微鏡が設置され、年縞から取り出された花粉などをのぞいてみることができて、興味深い。


三方五胡周辺の遺跡から見つかった出土品の多さも注目。北の土器に比べ、薄手であっさりとした文様の土器も多数展示。丸木舟も見ごたえあり。縄文人のくらしを描いた映画もシアターで鑑賞できる。

 

【若狭三方縄文博物館 DOKIDOKI館】

福井県三方上中郡若狭町鳥浜122-12-1

TEL 0770-45-2270

http://www.town.fukui-wakasa.lg.jp/jomon/

(2015.12.1 文・写真 大日向明子)